三線&グッズの選び方

三線の弦の選び方

三線の弦

三線の弦は、消耗品

三線の弦は、演奏中に突然切れることも珍しくありません。消耗品ととらえ、常にストックを用意しておきましょう。

当然のことながら、弦が切れたら三線は弾けませんから、弦の取り替えは自分でできるようにするのが三線を楽しむ人のたしなみです。とはいえそんなに難しいものでもありませんので、面倒がらずに積極的に交換しましょう。

三線の弦の種類について

三線の弦はご存知の通り、三本の違う太さの弦が必要です。構えた時下になる最も太いのを男弦(うーぢる)、真ん中のを中弦(なかぢる)、最も細いのを女弦(みーぢる)と呼びます。三線の弦を購入するときは、これらはセットで売っていることが多いでしょう。バラ売りを買うときは目当ての弦で間違いないかどうかよく確認してください。

三線の弦には男弦・中弦・女弦の区別のほかに、太さの基準にも種類があり、2号、1.5号、1号というのが流通しています。2号がより太く、1号がより細いものです。なお奄美民謡にはこれらとはまた違う種類の専用の弦を使います。

いちばんよく流通していて一般的に使われているのが2号弦です。特にこだわりがなければ2号を使用すれば良いでしょう。

古典を演奏する人は1.5号や1号を好むことがあります。音の伸びがよく高音に強いと言われ、ゆったりと聴かせる古典には映えるようです。

三線の弦、傷んだら総替えを

三線の弦はナイロン製です。よく観察すると、一本の芯の周りにさらに糸がコイルのように巻かれているのがわかります。

弾いているうちにこのコイルに相当する部分が毛羽立ってきます(たくさん練習した証ですね)。そうなると人によっては弾きづらく感じたり、音色に影響するという意見もあります。
あまり神経質になる必要もないでしょうが、大事なタイミングに弦が切れるのを防ぐ意味でも、毛羽立ちが目で見えるほどであったり、また汚れがひどくなったら、弦を総替えするといいでしょう。

色のついた弦はどうなの?

三線の弦はナイロンの化繊なので、素材的に色をつけるのも自在なのでしょう。色付きの弦だから音が良いとか悪いとかいう話も聞いたことがありません。見た目がかわいい。色付き弦の意味はそれだけです。

でも、私は以前研究所で習っていましたが、もし色付きの弦をしていったとしたら、先生から指摘が入ったことでしょう。正統でない道具を使うことに対して非常に厳しい一面も、三線の世界にはあるんです。コンクールなどを考えている方は普通の白い弦を求めるのが無難でしょう。

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