民謡ショーで演奏されることも多く、耳にしたことのある方も多いのではないだろうか。その曲名のとおりオリオンビールのCMソングに起用されたこともあり、当時はBEGINメンバーの似顔絵が入った限定デザイン缶が発売されていた。もしかするとどこかの沖縄料理店で飾ってあるのに出会えるかもしれないので、その時はちょっと喜んでください。

ポップスでは、三線一丁ではなかなかサマになりにくく、ギターとのコラボレーションが必要になる曲が多いが、この曲は三線一丁でも盛り上げやすい。「オジー自慢のオリオンビール」を三線で演奏するにあたっては、なによりもノリが大切である。早弾きとしてもそれほど難しくはない。サビの出だしなどは「豊年音頭」にそっくりである。手が間違っても気にせず、後半の「あっり乾杯〜！」の応酬まで、テンションをキープしつづけよう(笑)。

BEGINには、この曲のアンサーソングと位置づけられる「オバー自慢の爆弾鍋」という曲がある。「オジー」は野球観戦をするからといって夜通し呑もうとするのに対して、「オバー」は名物料理・爆弾鍋で息子を大学へ行かせるまで頑張って稼いだ、というストーリー。男はキリギリス気味、女はしっかり働き者…という対比が面白い。

また、オリオンビールつながりでは「アンマー我慢のオリオンビール」という曲もある。「アンマー」とは、お母さんのこと。こちらは、家事や行事に追い立てられまくったお母さんが、たまの女ばかりの飲み会でぷはっ!と一息…という情景である。