三線&グッズの選び方

三線のツメ(バチ)の選び方

三線のツメ(爪,チミ,バチ,撥)

三線のツメとは、弦を弾くために右手に持って使うものです。爪といいますが、ツノのような形をしています。

三線の爪の呼び方にはいくらかバリエーションがあります。ツメ、または、爪という漢字を沖縄風の読み方をするとチミとなります。あるいは本土の三味線と同じようにバチ(撥)と呼ぶ場合もあります。呼び方にぶれがあるというだけで、ツメでもチミでもバチでも同じものを指します。

三線のつめの材質として、最もスタンダードなのは水牛の角です。そのほかにはアクリル、プラスチック、変わったものでは木、象牙、石などがあります。

ツメ(バチ)は、奏者が弦を弾いて音を出すかなめの部分でもありますから、三線愛好家それぞれにこだわりがあるものです。例えば現在は入手困難な象牙のバチは、柔らかい音がして良いと言われていました。

しかし三線のツメ(バチ)を選ぶ要素としては、材質による音色の違いよりも、大きさや形状による使い勝手のほうが重要と思われます。三線店へ行くと、スタンダードな黒い水牛のツメならばかなりサイズのバリエーションが揃うはずです。

ツメを選ぶのには、当然、自分の手のサイズに合って使いやすいものを選びますが、それ以外にも、演奏する曲によって違うサイズや形を使い分けるということも考えられます。例えば、早弾きを中心にしたい人は小さくて動かしやすいバチを好んだり、古典を演奏する人は安定感があり見た目にも格好の良い大きなバチを選んだりします。

三線初心者の方は、できるだけ大きいツメ(バチ)を使うのがオススメです。なぜなら、三線特有の弦の鳴らし方に慣れやすいからです。
三線の弦を安定して鳴らすには、エレキギターのように弾いてつまびくのではなく、上から下へと押し込むように鳴らすことです。ツメ(バチ)が大きいと、その重さが助けてくれ、また手が無駄な動きをしづらくなるので、三線らしい音の出し方を掴みやすいのです。

三線のツメ(バチ)を購入したあと、工具を使って形を自分好みに整える人もいます。例えば先端のとがりを鋭くする人もいます。また指を添える穴が空いていますが、これが狭いと弾いているうちに指が痛くなるので、削って大きくしたりもします。
ただし削るのには、水牛のツメの場合かなり硬いので、家庭用のカッターナイフなどではつらいでしょう。ドリルやその他もう少し専門的な工具があったほうがよいので、そういったことに慣れない人はどうぞ無理をしないでください。

三線はツメ(バチ)以外にも、ギターのピックで弾くこともできますし、バチを使わずに手の爪で弾く人もいます(ただし爪を傷めます)。また奄美民謡では竹製で薄い棒状のバチを使います。

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